まずはブックビルディングの申込みから
IPO株を買うには、抽選に当たらないといけません。
抽選に参加するには、まずブックビルディングの参加申請が必要です。
ブックビルディング申込みの手順
- IPOの仮条件の価格が発表されます。「〇〇〇円~〇〇〇円」
- 仮条件の範囲内の希望価格で申込みをします。(最高値で決まる事が多いので、欲しい場合は成行もしくは最高値で申し込むと良いでしょう)
- 欲しい株数で申込みます。
- 抽選
- 当選した場合は、購入の権利を得ることができます。
- 購入の申込みをします。(当選しても購入申込みをしないとキャンセルになってしまうので必ず購入申込みはしましょう)
※証券会社によって、順番や手順が若干違う場合があります。(カブドットコム証券などはちょっと特殊です)
カブドットコム証券のIPO申込み方法
一般的な証券会社のIPOの抽選はブックビルディング期間に1度だけ申し込めばOKな場合が多いですが、カブドットコム証券はその後の購入期間でも申し込みを行う必要があります(2回申込みが必要)。
他の証券会社よりも抽選時期が遅いので、他社で外れた後からでもカブドットコム証券に申し込むことが可能です。
また、2回申し込むのが面倒だったり、2回目を忘れたりする人もいるため、他の証券会社より競争率が低いと言われています。
このため、カブドットコム証券はIPOの穴場証券会社だと言えるでしょう。
当選後の辞退によるペナルティ
IPOの抽選に当選したのに購入の申込みをせずに購入を辞退した場合、ペナルティのある証券会社とペナルティのない証券会社があります。
◆ペナルティがある証券会社(1ヶ月間IPOに参加できなくなる)
- SMBC日興証券
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
◆ペナルティがない証券会社
- 野村證券
- 大和証券
- みずほ証券
- SBI証券
- マネックス証券
- 岡三オンライン証券など
※カブドットコム証券は抽選が購入申込み後になるため、当選後のキャンセルはできないようです。
IPO購入資金が必要になるタイミング
IPOを購入するためには購入する資金が必要になることはもちろんですが、必要になるタイミングというのが証券会社によって違います。
- ブックビル申込み時に必要(大和証券・SMBC日興証券・みずほ証券・三菱UFJモルガンスタンレー証券・マネックス証券・カブドットコム証券など)
- 抽選日までに必要(SBI証券など)
- 購入時までに必要 (野村証券・岡三オンライン証券など)
※詳しくは各証券会社のHPで確認をお願いいたします。
公募割れの可能性を考えて購入する!
IPO株はは勝率が高く儲かりやすい株ではありますが、100%儲かるというわけではありません。
2015年は92社中82社が公募価格を上回りましたが、8社は下回ったようです。
低確率ではありますが、公募割れをするIPO株というのは当たりやすいという特徴もあります。
人気がないからこその公募割れですから・・。
とりあえず、全部応募して当たったら購入しようという考えで申込みをしていると当選したIPOすべてが公募割れという可能性もなきにしもあらずです。
私の場合は、昨年当選したゆうちょは公募割れをしませんでしたが、今年当選したIPOは公募割れをしてしまいました。
一応調査した結果、公募割れの可能性はないとはいいきれないが多分大丈夫だろうというものでしたが残念ながら公募割れでした。
IPO株は儲かる!と思い込んで購入すると公募割れした場合はショックが大きいので、公募割れの可能性は常にあると言う事を理解したうえで、安全そうなものを選んで応募すると良いと思います。
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