NISAってなんだろう?
株をやった事がない人でも、NISA(ニーサ)という言葉だけは聞いたことがあるのではと思います。
今日はNISAに関して簡単ではありますが、説明してみたいと思います。
私もまだ未熟でしてNISA初心者です。一緒に勉強するつもりで書いているのでわかりにくい部分がありましたら申し訳ありません。
では、NISAとはいったなんなのか?
NISAとか「少額投資非課税制度」のことであり、分かり安く言うと
投資(株や投資信託)で得た利益が非課税になる!というものです。
投資で得た利益(配当金含)には税金が20%かかります。
2013年までは投資で得た利益にかかる税金が10%に減税されていたのですが、これが終了してからは20%かかるようになってしまいました。
とはいえ、もともと20%のものが減税されていただけなので元に戻っただけなのですが、私の経験からいうと税金が倍になったのはかなり痛かったです。
10万利益を出すと2万も税金に取られてしまうわけですから・・。
そのショックを少しでも和らげるために始まったのがNISAの制度です。
NISAで株を買って10万稼いだら稼いだ分全てが自分の利益になるので、投資をする上ではとても嬉しい制度だと言えるでしょう。
NISAは1年間の上限金額が決まっています
じゃぁ株は全てNISAでやりたい!と思ってしまいそうですが、残念ながら制限がいくつかあります。
まずNISAでは1年で120万円までしか、株や投資信託は買えません。
120万円の非課税枠はその年のみ有効で、あまっても次の年に繰り越すことはできません。
例えば、今年50万の株をNISA枠で買ったとしましょう。
NISAの上限は120万なのであと70万円分の株を買う事ができますが、買わないで今年を終えたとします。
そうすると、残りの70万円分の枠は翌年に使うことはできず、消えてしまうということです。ちょっともったいないですね。
非課税期間は5年間で投資総額は最大600万円
◆NISAでの売却益や配当金が非課税になる期間は、買った年を含めて5年間。
例えば、今年(2016年)に買った株は、2020年12月までが非課税期間になります。
<出典SBI証券のHPより>
5年を超えたら?
- NISAで買った株を売る
- NISAではない口座に移す
- 翌年からの非課税枠に移す(ロールオーバー)
◆例えば100万円で買った株がNISAで保有している5年の間に150万になったとします。
- を選んだ場合、50万円が利益となり税金がかかりません。
- を選んだ場合、150万円がNISAでない口座に移されることになり、150万円で買った株という認識になります。
150万円以上に株価が値上がりした場合は、150万円から値上がりした分の利益に課税されることになるので、NISAで保有していた間に増えた金額に対しては課税されることはありません。 - を選んだ場合は、新たなNISA枠で保有を続けることができます。
しかしNISAの枠は120万円までなので30万円分は売るかNISAでない口座に移す必要があります。
それと、120万円分を新しい年のNISA枠に移したということで、その年のNISAでの枠は使いきったと判断され、新規買いはできなくなります。
私もまだこれは体験したことがないので、少々ややこしいですね・・。
5年後にNISAでずっと保有している株があったらじっくり考える必要がありそうです。
NISA口座は20歳以上、ジュニアNISAは0~19歳
NISAは20歳以上の個人が利用可能な制度です。
これとは別に2016年からは0~19歳対象のジュニアNISAが創設されました。
ジュニアNISAに関してはまた別の機会に説明します。
NISAまとめ
- 株や投資信託で得た利益(値上がり益や配当金)が非課税になる
- 非課税期間は5年間
- 最大投資金額は600万円
- NISA口座資格は20歳以上
- 20歳以下はジュニアNISA
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