クロス取引とは?
株価変動のリスクに悩まされることなく取引手数料のみで株主優待を取る方法のこと
株主優待を取るには株を買わないといけません。
株は買った金額より上がることもあれば下がることもあります。
優待がほしいばかりに株を買い大損することもあるかもしれません。
特に優待が人気の銘柄は権利付最終日にむかって株価があがり、落ち日に急落。
このパターンがとても多いです。優待と同時に配当金がもらえる企業も多いですが、 この2つを合わせても権利落ち日の急落はそれ以上の損失がでる場合が多いのです。
もらえる優待が3000円分の商品券だとしても、株価が買値より1万円以上下がってしまったら優待をもらえてもがっかりですよね。
そういうリスクを回避し、株主優待だけをもらうためにはクロス取引を行えばいいのです。
クロス取引は、現物取引と信用取引を同時に行う
1. 権利付最終日までに対象の株式の「現物での買い」と「一般信用の売り」を同じ値段で同時に入れる。
私は権利付最終日の寄付きで現物買いと信用売りを成行でいれています。
2. 権利落ち日に「現渡し」で処分する
制度信用でもクロス取引はできますが、逆日歩というものがあって人気の優待株を制度信用で取引すると高額な逆日歩が掛かって大損する場合があるのです。
私は怖くて制度信用にはチャレンジしたことはありません。なので取得できる優待はかなり制限されてしまいますが逆日歩が発生しない一般信用が使える銘柄しかクロス取引はしていません。
一般信用をつかったクロス取引での注意する点
クロス取引で優待はもらえても配当金はもらえないので、優待の価値が安い場合と手数料の方が高く付き損をする場合がある。
クロス取引をするのに必要なコスト
● 現物買い・信用売りをする手数料(現物の買いと空売り分と両方手数料がかかります)
● 信用売りにかかる貸株料。(料金は証券会社によって違います)
※翌日の現渡しの手数料はかかりません。
以上を考えて優待の価値が必要コストを1000円以上上回れば(できれば2000円以上)私は一般信用をつかったクロス取引で優待をゲットしてもいいのではないかとおもいます。
実際そういう銘柄を狙ってクロスしています。
人気銘柄は権利付最終日直前だと一般信用で使える「株残数」がなくなってしまっている場合もあります。
なので人気銘柄は少し早めに仕込んでおいたほうが良い場合もあります。早めに仕込むとその分貸株料がかかってしまうので、その分の料金も考えてとることをお勧めします。
一般信用は全ての証券会社で使えるわけではない
一般信用が使える証券会社は「大和証券」「岩井証券」「松井証券」「カブドットコム証券」です。
大和証券は手数料が高いので少額投資には向いてません。岩井証券は一般信用が使える銘柄がちょっと少ないです。
なので、クロス取引を行うなら「松井証券」と「カブドットコム証券」がお勧めです。
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